もうすぐ彼岸会です [み教え]
「彼岸」とは「此岸」と対をなす仏教用語で、インドの海のように岸が見えない大きなガンジス川に譬えています。
此岸(此の岸)」とは私たちの住む世界をあらわし、そして「彼岸(彼の岸)」を仏さまの浄土の世界としました。
日本では春分秋分の日に彼岸会が行われるようになりました。
これは春分秋分は太陽が真西に沈み、それが阿弥陀如来の西方極楽浄土を指すために、この日に行なわれるようになったようです。
西方極楽では、多くのご先祖様も阿弥陀様の元にいるわけですから、祖先供養が始まったものと考えられています。
一説には彼岸とは本来「日願」であって、太陽信仰の一つであったとも言われています。
その彼岸浄土に渡る修行を「到彼岸」といい、原音ではパラミーター「波羅蜜」といいます。
大乗仏教の到彼岸のための修行が六波羅蜜と呼ばれる修行です。密教では十波羅蜜もあります。
六波羅蜜とは「布施」「持戒」「忍辱」「精進」「禅定」「智慧」の六つの波羅蜜で、智慧の音写はパンニャ「般若」といいますが、智慧波羅蜜を説いた有名なお経が「般若波羅蜜多心経」、つまり「般若心経」です。現在の彼岸会は先祖供養が中心の行事ですが、本来の意味は成仏のための六波羅蜜修行を誓う日であるといってよいでしょう。
私も春の彼岸会を通してお寺を清め歴代住職にご回向し、檀信徒の幸せ・先祖供養を行い、六波羅蜜修行の実践を誓って、4月からの修行生活に取り組んで行きたいと思います。
2008-03-17 22:33
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コメント(1)









ありがたいことでございます。六波羅蜜修行は俗人にはなかなか大変でございます。日々、煩悩に流されております。
お彼岸は南半球におりますが、時差の関係で日本より先に明けます。
ややうれしいような、つまらぬことのような。
愚問で恐れ入りますが、南半球でも西方浄土なのでしょうか?
仏様は恐らく想定されておられなかったでしょうし、どう考えたらいいのか、
俗人は下らぬことで頭を悩ましております。
by 龍角庵 (2008-03-18 17:07)